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第27話

 口に捻じ込まれ、後ろに突っ込まれ、体内にエルとルカス二人の精を受け止めて果てたアロイヴは、眼を閉じ唇を開いて荒い呼吸を整えていた。  その間、エルはアロイヴの髪を撫で、ルカスは肌をさすってあげていた。  どれくらいの時間が経っただろう。  やがてエルは気だるそうに動き、にやりと笑って恋敵の顔を見た。 「さて、ここからが本番なんだよなぁ」  エルは興奮が混じったつぶやきをこぼし、アロイヴの体を支えて半分引き起こした。  ぐったりと力の抜けたアロイヴの体はエルの言いなりに動き、四つん這いの獣の姿勢をとって喘いだ。

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