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第30話

「ッあ! あぁ、あン! エル……ッ!」  たまらんな、とルカスは舌を出し唇を舐めた。  なんて艶のある響き。  そして、そんな嬌声を上げながらも、ルカスの肉茎を嬲る事はやめないのだ。  その声に負けず劣らず、艶のある指先だった。  細くて白い長い指は、整った爪に飾られている。  その指先で、そして時には指腹で、ルカスを愛撫し翻弄する。  器用になぞり、絡ませ、扱きあげる。  時には喉奥まで咥え込み、膣を思わせるほど柔らかく温かく迎え入れる。  その一方で、急に締め上げ脳天まで貫くような快感を与えてみせる。

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