「……うッ、あ。ぁ、くッ」 　ルカスもまた、声を抑えられない。 　快感を逸らし、正気を保つためエルに話しかけた。 「な、なンで、こんなに巧いんだ？　まさか、お前が仕込んだ、のか？」 「そうだ、と言いたいけ……どッ」 　なんということだ。 　アロイヴに挿入って責め立てながらも、エルの方が息を荒くし今にも果てようかというくらいに追い詰められている。 「最初、っからコレ、だからさ。参っちゃうよね、ホントッ」 　自分で根元を掴み押えて、射精を遅らせながら、エルは逆に問い返してきた。