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俺の息子は賢者タイムで勢いこそ無かったが、静月の手に誘導されて握らされた、ローションでとろっとろになったペニスの抜き差しをさせられてるうちに、俺の素直な息子ちゃんは再び天を向き始めた……。 我ながら呆れるけどそんな羞恥を忘れさせるように、ため息で薄っすら開いた俺の口の中へ静月は舌を押し込んできて、その強引ささえ許してしまう程に頭は痺れ始め、お互いの舌を探し当てると激しく絡み合った。 「ん……ぁ……う……はぁ……あぁぁ……ん、ひゃっ……っ」 アナルに挿入されたバイブや、口内を弄る淫らな舌は、俺の中で蠢いて欲を煽り続けていた。 二つのペニスを握る俺の手の上には、静月のしなやかな指が温かく包み込むように重なっていて、一緒に扱くことで、より親密さが増したような気がして、もうすべて身を任せたくなる……。 「あ……また……イク……っ、あぁ……ん……」 「今度は一緒にな……」 さっきまでクールだった静月の瞳も欲に潤い、俺の頭を引き寄せると熱い息を吐きながら顔をくっつけてきた。 「あぁぁ……イクっ……、イク……っ」 「ああ……俺もだ……」 今まで女子のイキ顔を見るのが好きだったが、こんな綺麗な顔の静月が甘い吐息を吐きながら、身体を震わす瞬間を見るのはたまらなく興奮する。 まして俺の好きな顔……好きな奴……。 「んん!あぁぁぁあ……!!!」 俺らは同じくして絶頂に達する瞬間、きつく抱き合って身体を震わした。 「はぁ……、っ…………」 はぁ……は……ぁ……はぁ……、息が整うまで、俺は静月に項垂れしがみついていたが、静月も俺の身体に腕を回したまま離しはしなかった。 ああ……、この温もりでさえ愛おしくなる。 好きだ……静月……。 俺……、やっぱお前が好きだ……。

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