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俺は気持ちよさに負けた……、将生は口の中の精液を全てゴクリと飲み干したと思ったら、俺の息子ちゃんを微笑みながら綺麗に舐め挙げた。 うわ……、そこで笑うなし……恥ずかしさマックスな俺……。 「やめろよ……将生……」 「俺、葵の物はぜんぜん平気」 当然だよと言わんばかり、何時もの人懐こそうな笑顔でニコリと笑う。 静月はこんな顔して俺の物は飲んでくれなかった……、どんくらい俺のこと好きなのかわかるような気がする。 やっぱ身体だけの関係なんだなと思うと悲しくなった。 「可愛い葵……、ほんと大好きだ」 「将生……」 凄く大事にされてる気がして心が穏やかになれる……、こんだけ好かれるのも悪くない。 だって今の俺は将生にキスをしたい……、そう思わせる笑顔だ。 俺は将生の首に腕を回して引き寄せた。 「葵……」 そこには意外にも戸惑ってるような、揺れる瞳をした将生がいた。 俺は自ら唇を重ねると、将生は笑顔になった。 その零れた歯の隙間から舌を突っ込み、遠慮がちな温かい舌を探り当てて絡め合う。 ……なにやってんだ俺……と思っても、行動は止まらなかった。 「いいよ……俺を抱いても……」 とうとう口にしてしまった……、親友にはきっと言ってはいけないだろう禁断の言葉を……。 「もちろん俺は葵を抱きたいよ、でも葵の負担になるなら……」 さっきまでグイグイ押してきてたのに、裸で抱き合ってる今、何をためらっているんだコイツは。 俺は笑いたくなった。 「将生に抱いて欲しい……」 そして、将生に俺の身体に刻印してもらい、静月が付けた跡を消し去りたかった。 「でも……」 「いいんだ、俺の事思ってくれてるのなら……抱いてくれ……」 将生は嬉しそうに微笑むと、俺の顔から身体中キスの雨を降らせた。 目を閉じると、誰かの存在を思い出しそうで、将生の愛撫を受けながら視線は天井をぼんやりと仰ぎ見ていた。 そして指が下半身に伸びて俺の蕾へと侵入してきた……、久しぶりの感覚に身体が震える。 静月でない他人の指が俺の身体の中を犯す……。 静月以外の指……、静月以外の腕……、静月以外の息遣い……、イクときの静月の快楽に酔いしれた顔を、思い出して切なくなる。 罰と称して結構乱暴に挿入された記憶が思い起こされる。 最初は痛くて見悶えたが、それは何時しか極楽の快楽にとって代わり、今まで感じたことの無いエクスタシーに、我を忘れて没頭してしまった。 悲しいことに俺の身体は恋しい静月によって開発され、あいつが触れた場所は瞬く間にどこも敏感に反応した。 なのにあいつはもういない……。 だから俺は静月を忘れる為にも、将生の好意を受け入れようと思う。 これから先、きっと誰かを必要とするだろう……それが将生であってもなんら不思議ではない。 今はまだ恋愛感情とか無いかも知れないが、俺が将生を信頼していて好きなことには間違いなく、これから共有するだろう秘密をこれからも分かち合えるだろう。 寧ろ、将生とだったら大丈夫とさえ思えた……。 将生の指はいつの間にか二本から三本に増やされていたが、丁寧に慣らそうとしているのかゆっくりと時間を掛けていた。 少しでも俺の苦痛を和らげようとする優しさが感じられたが、時折、前立腺をわざとに掠められて俺は将生の身体の下で身悶えた。 「ん……ぁ……」 俺は将生を受け入れる準備ができたようだ……。 将生のスポーツマンらしい強靭な身体で抱きしめられると、何故か落ち着いた。 脚を広げられると、お互いの息子が触れ合い、その温もりが伝わるとそれはそれで興奮した。

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