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第43話 R18

「はあ~~休憩!」 昼過ぎから集中して2時間程問題集を解いてた。 流石に疲れ集中力が切れた。 ラグに座って勉強してたが、ソファに寝転び伸びをした。 「ん~~~~!ふう~~」 ソファの背に昨夜、芳村が使ってた夏用の掛布団が掛けてあった。 それを手にし匂いを嗅いだ。 芳村の匂いだ。 そして昨夜ここで眠りに就く芳村に触れるだけのキスをした事を思い出した。 芳村にキスしたんだよな~。 寝顔を見てて……衝動的にキスしてた。 あの薄い唇に……いつか、あの薄い唇が腫れるぐらいに思いっきり吸いついて舌を絡めるようなキスをしたい。 昨夜の芳村の寝顔を思い出し妄想を膨らませると、俺のモノも微かに反応を示した。 ヤベぇ~~! そう言えば夏休みに入って直ぐに夏期講習に入り勉強漬けの毎日で、いつも長期休暇に相手してくれるキャバ嬢のお姉さん達と連絡とってなかったし、舎弟達とも飲みに行って無い。 それはセックスをしてないと言う事だった。 まあ、簡単に1人で抜く事はしてたが……ここ最近はしてなかった。 ハーフパンツの上から形をなぞり摩ってみた。 スリスリ…スリスリ…… ヤバッ! 刺激を受け気持ち良くなり、益々膨張しデカくなった やんなきゃ良かった。 もう、ここまでデカくなったら出すしかねぇ~な。 ここで?それは何となくヤバい気がする。 シャワー浴びてする?ん~~変な時間に浴びたら、芳村にバレるんじゃねぇ~か。 結局、俺は寝室のベットの縁に座り下着とハーフパンツを脱ぎ捨て、ティッシュ箱を用意し自慰の準備をした。 何だか芳村の部屋でスルって……背徳感がある。 でも、それが興奮する。 俺は芳村の寝室で芳村の匂いを嗅ぎ、今、自慰をしようとしてる。 そう思うと……頭の中で芳村を穢していく。 芳村との舌を絡めるようなキス.芳村の薄い唇で俺のモノをフェラ.芳村の後孔に突き挿れる.芳村の甘い喘ぎ声……妄想し、デカくなった俺のモノを扱く。 シュッシュッシュッ…ズリズリズリ…シュッシュッシュッ…… 「芳村~~……くっ…いい…」 先っぽからは我慢汁が扱く手を濡らし滑りを良くし扱く手を速くする。 感じ易い先っぽを指の腹で刺激し鬼頭周りをシュッシュッシュッ……扱き刺激する。 「うう……ああ…芳村…芳村…ぐっ」 俺は限界が近いと感じ、ティッシュを数枚取り先っぽに宛てがう。 大きく手をスライドし速く動かし扱く。 シュッシュッシュッシュッ…ズリズリズリ……シュッシュッシュッ…… 「も、出る! ……くっ…芳村…芳村……好きだ……出るぅ…うっ…うう…くっ」 ドビュッ…ビュッビュ…ドクドク…ドクンドクン…放出は大量で長く、背中まで衝撃が走る。 「はぁはぁはぁ……溜まって…たし…はぁはぁ」 自分でも呆れる程だった。 そして逝く時に…芳村に跪けさせ俺のモノを咥えさせ俺は腰を振り、最後は芳村の顔に掛けた……全ては妄想だったが罪悪感もあった。 俺の中で、あの凛とした芳村が好きだが穢したいと言う欲求も自分の中にあるんだ。 その事に驚きと罪悪感が少しあった。 でも、男なら1度はそんな風にしてみたいと思う気持ちは、俺だけじゃないはずだ。 直ぐに思い直し、自分のモノを綺麗に拭き取り下着とハーフパンツを履き部屋の窓を開け換気し、トイレに向かい白濁がついたティッシュをトイレに流し証拠隠滅した。 これでバレないだろう。 少し気怠い体をソファに横になり休めた。 頭と体の疲れからいつの間にか、うとうと…浅い眠りに就いた。 起きたのは1時間程経って居た。 俺は時計を見た。 「ふう~まだ17時か。芳村が帰って来るまでに起きれて良かった~~」 勉強しないで寝てたら怒られる。 寝室の窓を閉め、リビングで勉強を始めた。 芳村が帰って来たのは18時30分頃だった。 「ただいま~」 俺は問題集から目を離し「お帰り~」と声を掛けた。 リビングに入って来た芳村はビニール袋をぶら下げてた。 「おっ!きちんと勉強してたな。偉い.偉い!」 俺の側に来てテーブルの上を覗き込み、俺の頭を撫でた。 「きちんと勉強してた。ご褒美は?」 「そう思ってシュークリーム買って来た。頭使っただろうから糖分取ったほうが良い。一緒に食べよう」 「ああ」 普段は甘い物は苦手で食べない俺だったが……芳村が話す通り、頭も体も糖分を欲しがってた。 手に下げてたビニール袋から大きなシュークリームを2つ取り出し、そのままラグに座り1つを俺に渡し食べ始めた。 パクパク…食べる芳村は子供のようだ。 俺も口に入れると、久し振りに食べたシュークリームは凄く甘かった。 「なあ、腹減ってたのか?」 「うん! 昼食お握りだけだったからな」 「何で?」 「食堂は休みだろ。売店も品数少ないし、海堂の昼食用のチャー飯を多めに作ってお握りにして持って…足りなかったら売店で何か買おうと思ってたけど、面倒で止めた~」 俺にはしっかり昼食作ってくれたのに……自分のは適当なんだもんな。 「甘いの食べたら、お腹満たされるから不思議だな」 そう言って笑う。 自分の事より人の事を優先して。 そんな芳村をやはり好きになって良かった。 「今日、カレーにするな。カレーなら明日の昼も食べれるだろ?着替えて夕飯の用意するから、それまで勉強してろ」 「へ~い」 俺の頭を小突いて寝室に着替えに行った。 キッチンでカレーを作る芳村の姿をバレないように眺めた。 この光景も今日で見納め⁉︎……かな。 あと1日…また1日と、延ばすのには限界がある。 怪我の状態は確実に良くなって、顔は殆ど目立たなくなってる。 脇腹はあざになってるが、見た目では解らない。 ここに居る理由がないって事だ。 トントン……リズミカルな包丁の音を聞き思いに耽ってた。

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