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第99話 R18

TVの画面には、まだガキ○○が映し出されてたが時計を見ると、あと5分もすれば年越しになる。 隣でTVを見て笑い転げてる芳村と、何とか良い雰囲気になりたいと思って居た。 ソファを背にしラグに並んで座ってる芳村の背後のソファにさり気なく腕を回し、タイミングを見計らって居た。 あと3分……2分……1分…………10.9.8.7.6.5.4.3.2.1‼︎ 芳村の肩を引き寄せ、頬に手を当て唇を合わせた。 チュッ‼︎ 0時に合わせ、軽いキスをして唇を離し今度は額を合わせた。 「年明け1発目のキス! 今年は良い事ありそうだ。明けまして、おめでとう‼︎ 今年から宜しくな」 「明けまして、おめでとう! こちらこそ宜しくな。……海堂って…顔に似合わずロマンチックだよなぁ~。こっちが照れる!」 「確かにな。俺もこんな事言ったのもするのも初めてだ。芳村だと…初めて本気で好きになった相手だと良い雰囲気とか考えちまう」 「そう言ってるのも聞いてて恥ずかしい」 頬を染め目を逸らし、本当に恥ずかしそうだ。 可愛い~~よなぁ~。 「芳村! 覚悟は決めたか?昨日から充分に時間は与えたぞ‼︎ 俺、クリスマスからずっと我慢してたから……もう限界‼︎ 嫌だって言っても聞かないからな」 これからの事を遠回しだが、はっきりと言った。 「………う…ん。……優しくして下さい」 俺の目をジッと見て覚悟を決め頭を縦に振りそう話す その姿が可愛い過ぎてガバッと抱きしめた。 「優しくする! やっと…芳村を抱ける‼︎」 「……ごめん。待たせたな」 「俺が勝手に待ってただけだ‼︎ 想いが通じると、今度は体も欲しくなるのは、しょうがねぇ~よな⁉︎ 芳村の全てが欲しい‼︎」 俺は抱きしめてた体を離し顔を近づけると、芳村も静かに目を閉じた。 チュッ…チュッ…軽い口づけから咥内に舌を入れレロレロレ…舌を絡めとる。 「んん…」 レロレロレロ…チュパチュパ…クチュクチュクチュ…… 舌を絡め吸い付き咥内を蹂躙し、芳村のスエットの中に手を潜り込ませ胸を触ると、俺の肩を叩く。 唇を離し、そのままコトに持ち込もうとしたが、芳村の抗議に不満を漏らした。 「何⁉︎」 「何って?……ここでスルのか?」 「嫌?」 「………出来れば…ベットで」 自分で言って恥ずかしいのか?俯き話す。 しっかり者で凛とした普段の芳村からは考えられない程に小さくか細い声で庇護欲を唆る。 こんな姿見せられたら……やべぇ~~、ツボに嵌る! やはり芳村は王道のセックスをするタイプだとは思ったが……芳村だもんな。 まあ、今日はベットでじっくりだな。 明日は……。 俯く芳村からは見えないと思い、ニヤニヤしながら話した。 「悪い! 気持ちが焦った。そうだな、ベットに行こう! その方がゆっくりできるし、俺も1回じゃ治らないし…」 「1回じゃ…って、お前なぁ~oxoxox…」 何やら抗議してた口をキスで塞ぎ 「行くぞ。俺、もう待てない‼︎」 膝立ちになり芳村の膝裏と背中に手を回し、横抱きにし寝室までズンズン…歩き出した。 「か、海堂! 歩けるって!」 「もう待てないって言っただろ?こっちの方が早い‼︎」 寝室のベットに芳村をそぉっと横たわらせ、俺は上のスエットを脱ぎ捨て芳村の上に覆い被り、唇を合わせた。 チュッ!チュッチュッ…… 「今日が俺達の本当の意味での初セックスだ……前のは…熱で意識が混濁してたから…優しくも出来なかった……ごめんな。今日は優しく抱く」 「……終わった事だ。まだ初心者だからな」 海堂がまだあの時の事を気にしてるのが解った。 たぶん、その事もあってずっと我慢してたんだろう。 私の気持ちを考え……海堂がその気になれば多少強引でもヤル機会はあったはずだ、そうしなかったのは海堂の優しさだ。 今日は全てを海堂に預けよう……そう決めた。 「解ってる……けど、先に言っておく。1回じゃ終わらないからな。もう、俺の方は準備万端だからな」 さっきから頭を持ち上げスエットを押し上げてる俺のモノを芳村の太腿に擦りつけた。 スリスリスリ…… 「……デカっ…いつの間に」 「もう待てないって言っただろ?」 俺はこのままだとずっと先に進まないと、芳村の口を塞ぎ咥内に舌を入れ絡めた。 「ぁ…んん」 クチュクチュクチュ…チュパチュパチュパ… そのまま舌を伸ばし顎を舐め耳の裏と首筋に舌を這わす。 「ぁ…ああ…ん…」 小さく喘ぎ声を出し、舌を這わす顎を上げ感じてるようだ。 顎から首筋と舌先で這わし、時にはねっとり舐め上げた。 「や…ぁん…」 か細く躊躇いがちに喘ぐ声がまたグッとくる。 たまんねぇ~。 勃ち上がってる俺のモノも熱く漲り硬度が増し痛い程だ。 早く挿れてぇ~~‼︎ そう気持ちは焦るが、俺の事より芳村に快感を与えて気持ち良くなって貰うのが先決だ! 殆ど、初めてに近い…あれ以来後孔は使ってないだろう芳村に恐怖や気持ち悪いと感じさせない為に、俺とのセックスが気持ち良いと洗脳し溺れる程の快感を与えるんだ。 俺は芳村が少しでも反応して快感を感じる所を探し攻めた。

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