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第134話 R18
全てを脱ぎ捨て、芳村の部屋着にも手を掛け服を脱がしベット脇に放った。
そしてお互い裸になり、俺は覆い被さり見つめ合った。
「芳村、好きだ…いや、もう好き過ぎて…好きって気持ちを通り越して…愛してる。学生の俺が言うと陳腐に聞こえるかも知れねーけど、愛してる芳村が側に居れば俺は頑張れる。これからは大切な人を守る為に生きていく」
「海堂1人だけに重荷は負わせないよ。私も力になり海堂に尽くすよ。それが私の愛情の証だよ。私も愛してる……ここに、こうやって海堂が居る事が…幸せ…だ」
芳村の目から一雫の涙が頬を伝った。
芳村も本当は辛かったんだ。
俺の為に…俺の将来を考えて…自分の気持ちを押し込め俺の事だけ考えて……全て話しを聞いた今なら芳村の愛情深さが解る。
俺はずっと愛されてた!
やはり、俺の惚れた相手なだけはある。
その綺麗な涙を俺の唇で吸い取った。
「泣くなよ。やっと俺達本当の意味で始まったばかりだ」
「そうだな」
そして笑顔を見せた。
「泣き顔も可愛いが、やはり笑ってて欲しい」
「……ばか」
「直ぐに照れて、そんな風に言うんだよな。素直じゃねー口はこうしてやる」
笑って顔を近づけ唇を重ねた。
チュッチュッチュッ…
軽い唇へのキスをし、1度顔を離し見つめ合う。
お互い可笑しくも無いのに照れもあり、はにかむように笑った。
そして俺がまた顔を近づけようとした時に、芳村が口を開いた。
「海堂、1つ言っておくな」
「何?」
「私は浮気は許さないから、そのつもりでな。海堂が女も男にもモテるのは解ってるが、私だけを見てて欲しい。つい魔が差したとか体だけとかそう言うのも無理だから」
「解ってるよ。俺には芳村だけだ」
そう口にしながら心の中では……これまでの事を芳村は感づいてる⁉︎ いや、現場を見られるヘマはしてないし、どっちにしても芳村と付き合う前の事だ。
本気で好きな奴が側に居るのに浮気はしない!
そんなバカな事をして芳村を手放す事にでもなったら……後悔してもしきれない。
「それって妬きもち?」
芳村は顔を背けて恥ずかしそうに言った。
「……そうだ。悪い?浮気されたら生きていけない」
いつもは素直じゃねー癖に……ここでそんな素直に言うなよー……可愛い~じゃねーかよー。
‘生きていけない’ なんて殺し文句が…俺の胸にズキュンと突き刺さり、俺のモノがビクンビクン…と反応した。
「嬉しい‼︎ 芳村から初めて言われた。あんま可愛い事言うなよ。ただでさえ、芳村に夢中なんだからよー。そんな可愛い事言われたらたまんねー。浮気はしない‼︎ 安心して良い!」
背けた顔のままチラッと俺を横目で見て
「……本当?信じて良いんだな?」
俺だけに見せる可愛さは知ってたが…こいつこんなに可愛いかったか?
素直な芳村に骨抜きだー‼︎
「本当.本当‼︎ 信じて良い‼︎」
俺は我慢できず顔を近づけキスをしようとするとまたお預けを食らった。
「海堂……」
まだ何かあんのか?
早くキスして、先に進めたい。
焦らしてんのか?
「何?」
「……今日は……1回だけ…な」
顔を背けたまま恥ずかしそうに話す。
何だよー、その可愛いさ。
今日は?今日はって言ったよな。
芳村の言い方も可愛く、俺は頬が緩んで仕方ねー
「明日、学校だろ?解ってる。今日は! 1回だけなその代わり、明日の夜は俺の好きにさせて貰うからな。覚悟しておけよ! 伊織や祐一に言わせると俺は性欲旺盛で体力バカらしいからな。これから先は俺の愛情も性欲も全て芳村に注ぐ‼︎」
「…愛情は甘んじて受ける……性欲は…怖いな…浮気されないように……頑張る…よ」
くそぉ~可愛い過ぎ~~!
「もう我慢できねー。キスするぞ‼︎」
恥ずかそうに背けたままで言った顔を向けさせ、今度こそ顔を近づけ唇を合わせた。
チュッチュッ…咥内に舌を入れ深いキスを仕掛けた。
クチュクチュクチュ…チュパチュパチュパ…レロレロレロ……舌を絡め吸い付き舐め回す。
「んん……ん」
咥内から舌を引き出し、最後に芳村の唇を舐めた
「もう、焦らすなよ。芳村が可愛い過ぎて、俺のデカブツもこんなんだ! 早く芳村の中に這入りてーてな」
既に、硬度もデカさも充分漲り腹につく程勃ち上がってる俺のモノを芳村の太腿に腰を振って擦りつけた。
クイッ.クイッ……ズリズリズリ……
芳村は目を見開き驚き頬を染めた。
「……凄い……海堂の……熱い」
その顔で、そう言う事を言うなよー。
あ~~、また……直にくる‼︎
「あっ! また大きく……すごっ」
「はあ~~。芳村さぁ、マジ嬉しいけどさ。それって煽ってるだけだから」
「煽ってなんか…んむ……」
その可愛い唇をまた塞いだ。
クチュクチュクチュ…チュッチュッ……
唇を離し、俺は首筋に顔を埋め舌を出しツーっと舌先でなぞり舐め回す。
「んん…ぁあ……ん…」
首筋から肩.腕の内側と舌先でなぞり舐め回し胸元に辿り着く。
久し振りだ。
唇で.舌で.指や手の平で……この肌触り…夢にまで見た。
そして…可愛い乳首が顔を出し、俺の愛撫に感じ立っていた。
体の方も俺の事を忘れてない。
それが久し振りって事もあり、すげぇ~嬉しかった。
俺は我慢できずに乳首にむしゃぶりつき、片手で乳首や乳輪を触った。
「ぁ…ぁあ…ん……んぁ…いい…くぅ」
性感帯でもある乳首に快感を感じ喘ぎ声を漏らした。
チュパチュパ…レロレロ…チュウチュウ……
コリコリ…スリスリ……クリクリ……
舌と指先で乳首を攻めた。
そして芳村の喘ぎ声と惚けた顔に、俺のモノにまたまた力が漲る。
反り返った俺のモノは腹につき少し体を動かすと芳村の太腿に擦れて快感が走った。
まだ始まったばかりだ!
もっと芳村に快感を与え……あの日から、ずっと芳村に触れたかった……やっと今日それが叶った
1回だけと言う約束は守るが、俺が満足するまでキスし肌に触れ……そして後孔に挿れ…1つになりたい。
俺の本気を見せて…もう芳村に悩ませたり迷わせたりはさせない‼︎
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