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第一章・21
昴様は、嫌がってはいない。このまま抱いても大丈夫だ。
首筋に唇を、舌を這わせて昴の反応を楽しんだ。
切なく悶え、殺した声で啼く仕草がたまらなく可愛い。
そうしながらも、ぎこちなく暁斗の頭を抱え込む仕草がたまらなく愛おしい。
あぁ、体が熱い。
柏の唇は、舌は、もっと熱い。
もう、何も考えられない。
ただ、暁斗をその体で受け入れた。
もう言葉はいらない。
だが、言葉にならない声だけは次々と湧いて出る。
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