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第一章・22

「あ、ぁ、はッ。ん、んぅ、あぁ、あ」  暁斗の顔が下へ下へと降りてゆくたびに、服が乱れてはだけられる。  愛撫され続ける上半身に気を取られている内に、暁斗の手は別の作業を淡々と遂行していて、服を脱がせてくる。  昴が我に返った時は、すっかり裸に剥かれていた。 「寒くはありませんか」 「少し、寒い」  そう言う昴に被さり、暁斗は耳元で低く囁いた。 「温かくしてあげましょう」  ぺろり、と胸の小さな尖りを舐めあげられた。 「あんッ!」  思わず放った自分の声が、存外大きかったので昴は恥じ入った。  だが、恥を恥と思い続ける隙も許さず、暁斗は胸の乳首を責め立ててくる。  指腹で転がし、甘く噛み、唾液をたっぷり絡ませた後で強く吸う。 「あぁ。はぁ、はぁッ。あッ、あッ、んあぁ!」  敏感な昴の反応に、暁斗は気を良くしていた。  打てば響く、とはこの事か。

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