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第二章・17

「怖くないですから」 「ん……」  月を観て、暁斗の声を聴いて、少し気持ちが落ち着いたのか、昴はくったりと体から力を抜いた。  手は自らのものを掴んだままで、ソファの背もたれに身を任せ、暁斗にされるがままに片足を大きく開いた。  あらわになった薄紅の後膣。  未だ硬く閉じた秘所を、暁斗は丁寧に解しはじめた。  酒に酔ってもいないのに、胸に熱い何かが込み上げてくる。  苦しくて、口を薄く開いてはぁはぁと昴はせわしく呼吸していた。  暁斗に触らされた、自分の性器。  さすがに独りでそれを扱く事などできずに、ただ緩く握り込んでいた。  その先端を、暁斗が浅く咥え、舌で舐めまわしてくる。  くるりと丸く舐めた後、舌先で深くえぐり込む。 「う、うぅう。あ。んっぁ、はぁ、あぁ」  弛緩と収縮を繰り返す昴の後膣を、暁斗はずっと苛めていた。  少しずつ、少しずつ飲みこまれてゆく指に締め付けを感じるたびに進む事をやめ、じっくりゆっくり解してゆく。

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