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第二章・18
体内に異物を感じながらも、昴は不快ではなかった。
それどころか、何か不思議な気持ち。
胸が締め付けられるような、何かもう堪らないような切ない気持ち。
「あぁ、暁斗。暁斗……」
「気持ち悦いですか?」
解からない。
これが、気持ち悦いという事?
ただ、前にやってもらった時と同じで、どんどん体が熱くなる。
暁斗が、もっともっと欲しくてたまらなくなる。
そう考えた途端、暁斗の指が深く体内に挿入ってきた。
「あぁあ!」
「全部、挿入りましたよ。」
涙でかすむ眼を下に向けてみても、自分の秘所は暁斗の頭で隠れて見えない。
でも、この体がしっかりと暁斗を受け入れていることは肌で解かる。
そして、挿入った指は、静かに抜き差しされ始めた。
押し入れられ、引き抜かれる節張った暁斗の太くて長い指。
そのたびに、体の中が弄られる。
内壁が擦れ、異様な興奮をもたらしてくる。
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