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第二章・19

「んッ、あ。あぁ、あ。はぁ、はぁ、はッ」  気が付くと、自分で自分のものを少しずつ扱いていた。  もっと。  もっと、気持ち悦くなりたい。  もっと、暁斗を感じたい。  びくん、と体液を漏らした感触がした。  暁斗はそれを、口で舐めてくれる。  あぁ、そんな。  他人の体液を舐めるなんて、そんな。  人に触れられることすら嫌いだった僕。  でも暁斗は、そんな僕の体液まで口にしてくれる。  そう考えると、後膣から脳天まで痺れるような快感が走った。  緩やかに昇り始めていた精神が、突然沸騰を速めてゆく。 「あっ、あぁ、暁斗。ダメ。もう、口、離して……ッ」  もうダメ、出そう。いや、出るッ。  暁斗の大きくて温かな手が、性器を掴む昴の手に被さった。  その手で下から支えながら、棒心を深く深く咥えこむ暁斗。

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