90 / 193
第三章・31
そうしながら、何度も何度も口づけを交わした。
やがて、唾液の水音に混じって、性器から漏れ出た露の粘っこい音が響き始める。
暁斗のものからも、昴のものからも、粘液がたっぷりと溢れてくる。
「んっ、んぁ。はぁ、はぁ、あぁ……」
くったりと力の抜けた昴の両脚が、暁斗の手で大きく開かれた。
秘所があらわになる。
羞恥に顔を背けると、とろりとローションの感触を覚えた。
暁斗の指が、そっと挿れられてくる。
ひくん、と震え一瞬その口が閉まったが、なだめるように内股を撫でさする暁斗の優しい掌に、昴は再び彼を受け入れた。
指一本は、難なく挿入り込んでいった。
じっくり慣らしながら、二本に増やす。
抜き差しさせても、嫌がる様子は見られない。
三本に増やし体内を探る暁斗の動きに、昴は息を荒げていた。
「あッ、あッ、暁斗……」
ともだちにシェアしよう!