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第三章・31

 そうしながら、何度も何度も口づけを交わした。  やがて、唾液の水音に混じって、性器から漏れ出た露の粘っこい音が響き始める。  暁斗のものからも、昴のものからも、粘液がたっぷりと溢れてくる。 「んっ、んぁ。はぁ、はぁ、あぁ……」  くったりと力の抜けた昴の両脚が、暁斗の手で大きく開かれた。  秘所があらわになる。  羞恥に顔を背けると、とろりとローションの感触を覚えた。  暁斗の指が、そっと挿れられてくる。  ひくん、と震え一瞬その口が閉まったが、なだめるように内股を撫でさする暁斗の優しい掌に、昴は再び彼を受け入れた。  指一本は、難なく挿入り込んでいった。  じっくり慣らしながら、二本に増やす。  抜き差しさせても、嫌がる様子は見られない。  三本に増やし体内を探る暁斗の動きに、昴は息を荒げていた。 「あッ、あッ、暁斗……」  

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