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第三章・34

「はぁッ、はぁッ、んッ、んッ、あ! あぁッ!」  ぐいッ、と暁斗が奥深くへ挿入るたびに、敏感な部分に当ててくる。  そのたびに昴は跳ね、引き攣り、歓喜の声を上げる。  指では、決して触れてはくれなかった、焦らしに焦らされた部分を、散々苛めてくる。  指などより、ずっと太くて長い暁斗の分身が、責め立ててくる。  刺激が強すぎて、頭がおかしくなりそうだった。  意識が時折、飛ぶ。  快楽に追い立てられるように、甘い悲鳴が上がった。  まるで自分の声ではないようだった。  「あぁ! やぁッ、だめ! あぁ、あッ、あぁああ!」  ついに果てた昴から飛んだ白い淫液が、暁斗の腹にかかった。  温かな感触に、生唾を呑む。  すっかりとろとろに蕩けてしまった、美しいその顔。  薄く伏せた瞳が、艶めかしい。  開いた唇が、そそる。  シーツをしっかり掴んだその手が、可愛らしい。

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