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第四章・14

 そうして胸を弄りまわしながら、暁斗は手を内股に伸ばした。  片手で性器を嬲り、もう片方の手で後ろをほぐしてゆく。  器用な暁斗は、右手と左手で全く違う動きを取ることができる。  左手でやわやわと棒心を扱きながら、右手の指は昴の体内を探る。  ここまでくると、恥じらうように潜めていた昴の喘ぎは、嬌声となって響いてきた。 「あぁッ! あッ、あッ、ん、あ。やッ! あぁんッ!」  大きく引き攣れる、白い昴の裸身。  暁斗の手に、温かな精がもたらされた。

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