112 / 193

第四章・15

 暁斗はいったん指を引き抜き、昴の脚を大きく開いた。  彼の左足の膝裏に手を当てて掲げ、ぐいと腰を浮かせる。  そしてあらわになった薄紅色の後膣に、彼自身の精をたっぷりとなすり込んだ。  まだ、俺しか知らない、昴様の菊蕾。  美しいその花弁を、精の絡んだ指先でそっとなぞった。  ぴくん、と跳ねる昴。  これからもたらされる、さらなる絶頂に備えている。期待に震え、啼いている。  初めて触れた時は、まだ硬い蕾だった昴様。  俺の手により拓かれて、今では大輪の花のように咲き誇る。  その美しさで、色香で、俺を捕らえて離さない。

ともだちにシェアしよう!