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第六章・12
その音だけで興奮し、感じている昴だ。
キスをしながら自らのものに手を伸ばし、その存在を確かめた。
すっかり硬くなって、先端から蜜をにじませている。
(ヤだ。キスだけで、こんな……ッ)
もぞもぞと動く昴の手を、暁斗の大きな掌が覆った。
「私の方も頼みます」
いざなわれるまま、昴は暁斗の肉茎に触れた。
ぱんぱんに張り詰め、熱く脈打っている。
「暁斗……、すごい」
「会えずに悶々としていたのは、昴様だけではございません」
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