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第六章・16

「綺麗な御顔をしているのに、淫らな体です」  荒い息の合間に、暁斗は乾いた声でそう言った。 「もうこんなに勃っていますよ。御自分で触ってみてください」  奥まで突かれ、揺さぶられながら、昴の手は暁斗に導かれて自分のものに触れた。  先端はこりこりに固まり、先走りの体液を溢れさせている。 「あ、いやッ。はぁ、はぁ、あぁ」  嫌と言いながらも、手で自分自身を慰めはじめる昴だ。  暁斗からの強い刺激と、自らがもたらす繊細な刺激に、快感は頂点を目指し始めた。

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