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第六章・17

「あ、気持ち、いぃッ!」  もう、これ以上はおかしくなっちゃう。  逃げなきゃ、逸らさなきゃ……。  でも、暁斗のビクビクしてるの伝わって……あっ……・ 「あぁッ、ダメッ! 気持ちいいの、キちゃう!」 「素直な昴様が好きです」 「イく……、イッちゃうぅッ!」  後ろは暁斗に拓かれながら、前は自分で嬲りながら、昴は絶頂に達した。  はぁはぁと乱れる息のまま、暁斗は主を貫き続けた。 「もうよろしいのですか? これで満足ですか?」  それには、いやいやと首を振る昴だ。 「我慢できない……。気持ちいいの、もっと欲しいッ」 「欲張りですね」

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