「いいですよ、昴様。悦いですよ」 「や、あぁ、あ。あぁああ！」 　昴から、勢いよく体液が飛んだ。 　飛沫が暁斗の口元まで達したが、にやりと笑って舌なめずりをした。 　そして、さらに深く深く、腰を穿った。 　ぐちゅん、ぐちゅん、と粘っこい水音がいやらしい。 　昴は、やや冷めた頭でそう感じて頬を赤くしたが、すぐにまた意識が熱く煮たってきた。 「どうです、昴様。具合は悦いですか？」 　さっきと同じことを問うてくる、暁斗。 　だが、そんなこと恥ずかしくて言えやしない。 「馬鹿暁斗ッ！」 　素直でないな、と暁斗はギリギリまで大きく引き抜いた。 「もう一度訊きますが、具合は悦いですか？」 　はぁはぁと息の荒い昴の上で、暁斗は動きを止めた。熱い火照りが、じわじわと退いていく。