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第七章・23

「あ……」  やめないで、と言いたい。  でも、言えない。 「どうです、昴様?」  今度は、じわじわと挿れてくる暁斗だ。  返答次第で今後が決まる、脅迫めいた暁斗の遊びは、昴を追い詰めた。  悔しい。  暁斗なんかいらない。  今夜は、もうおしまい。おやすみなさい、暁斗!   そう言えれば、どんなにいいか!

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