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第七章・25

 暁斗は今度こそ、自分自身を解放した。下半身が引き攣り、分身が昴の肉に吸い付かれる。 「いかん。具合が悦すぎる……ッ」  暁斗は昴を苛めていた言葉遊びの答えに、自分が陥りながら長々と射精した。 「あ、暁斗……」 「まだ出ます」  二人抱き合って、精が果てるのを待った。  互いの腰が痙攣し、甘美なだるさを運んでくる。 「あぁ、気持ち、い……」 「ようやく、おっしゃいましたか」  くすくすと笑い合いながら、キスを交わした。    これは、現実。  本物の暁斗。  昴は、現実の交わりを、暁斗をたっぷり味わい、満足気に眠りについた。

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