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役得ってやつですね!3 微※鷹×レイラ

「はぁもうやばい想像より100倍エロいじゃないですか」 「勝手に想像すんなよ」 ズボンの前を寛げ現れたそこは既に上を向き反応している。敏感な方ではあるが、軽く揉まれただけでこの反応はやはりここ最近の禁欲生活が影響しているのだろう。 鼻息荒くレイラの作りもののような造形の薄ピンクのペニスを目の前に、頬擦りでもしそうなその姿にレイラはドン引きである。 「のいちゃんと同じ顔してその顔やめてよ。萎える」 「あ!ズボン履かないで!ちゃんとするから!」 失礼しまーす!と先程勝手に触ったそこを今度は直接触る。まだニヤけたその顔であるが、その手つきは意外なことに柔らかく優しい。レイラの気持ち良い場所を刺激してはペニスは力強さを増す。 「んっ、、、っ、」 「あ、ここ好きですか?いっぱい溢れてきた♡」 「ぅるさ、ぃ」 口はいつもと同じくよく動くようで、デレデレした顔でレイラの反応を観察してくる。その顔がムカつき胸元をドスっと殴るが、久々の快感に体は正直に反応し力が入らない。しかもその優しくゆっくりと快感が増していくような触り方が、認めたくは無いがレイラの好みで気持ち良さに腰が揺れる。 「腰が揺れちゃってますよ?レイラ君本当エロくて可愛い♡」 「も、黙って、手だけ動かせばか、、ん、見るな」 「恥ずかしくて口悪くなっちゃってるのも可愛いなぁ〜♡」 悪態すら喜ぶ鷹にレイラは諦めて目を閉じ快感だけに集中しようとする。元々快楽に素直な上に三週間も放置されていた下半身からは次々と先走りが溢れ出る。その蜜を掬い塗り広げるように大きな手のひらで先端を包み込まれ擦られるとたまらず腰が浮く。 そんなレイラの様子を見ながらニヤけ顔が止まらない鷹は、レイラがいい反応を見せる所を重点的に攻めていく。 「もぉ〜っ」 「、?なに、?」 急に大きな声を出され、レイラは閉じていた目を開け不思議そうに鷹を見る。 「こんなに可愛いレイラ君が目の前にいるのに嵐太郎君に嫌われたくない!流石に襲えない!!」 「・・・襲うなよ」 こんなにも美味しい展開であるのに脳内で嵐太郎が仁王立ちで見張っているらしい鷹。なにより良くも悪くも裏表の無い性格である鷹は、幼い頃から知っている嵐太郎にも思った以上に懐いているらしく、嵐太郎を裏切ることは出来ないようだ。多分、嵐太郎もそのことが分かっていてこの役目を許可したのだろう。 その後も欲望と戦いながらもしっかりと役目を果たした鷹により、なんだかんだ3回もイかされたレイラ。 「・・・もう頼まない」 「え!?気持ちよく無かったですか!?3回もイったのに!!!」 「気持ち良かったから嫌だ!!」 「え♡」 気持ち良かった。久々だったという事を抜きにしても、触り方も攻め方も凄く良かったのだ。勿論一番好きなのは比べるまでもなく嵐太郎なのだが、その嵐太郎以外にがっつり気持ち良くされ3回もイってしまった罪悪感がレイラを襲う。 「気に入って貰えたなら今回だけど言わずいつでもお手伝いするんで!むしろ大歓迎なんで!」 「・・・やめてよ、俺嵐ちゃんへの罪悪感で死んじゃう」 今回のようにならないように今度からはちゃんと自分でやろうと決意した。 片付けを済ませ身なりを整えてから仮眠室を出ると、赤い顔のケイと渚、そして呆れ顔の真斗がこちらを見ていた。 「二人とも声デカすぎだからね」 どうやらテンション高く実況していた鷹の声も、快感に負けたレイラの甘い喘ぎ声も生徒会室に漏れていたらしくレイラは恥ずかしさに消えてしまいたくなった。 寮の自室に帰り嵐太郎と通話をするレイラ。 「もう嵐ちゃん以外にしてもらうの嫌。罪悪感で死にそうだった・・・」 『だったら次から色気ばら撒く程放置したりするなよ』 「・・・嵐ちゃん、俺がこうなるの分かってて鷹に許可出したでしょ」 多分今日のことが無ければレイラは今後もあまり積極的にオナニーをすることも無く、欲求不満で色気を垂れ流し続けただろう。 『これからは俺の事を想ってしっかり自分で頑張れよ。卒業したら毎日出すもんなくなるまで満足させてやるから』 「毎日はちょっと、流石に遠慮したいかも」 それより今はケイと渚に引かれていないかが一番気になっているレイラ。明日から避けられたりしないだろうか。

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