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第四章・26
深く挿れたまま、ジンガラの腰が円を描くように動く。
体内をかき回され、敏感な部分に硬い先端が擦りつけられる。
「あ、はぁッ! やぁ、あ、あぁあ!」
ジンガラの腹で擦られるパッサカリアの性器から、淫蜜がふんだんにこぼれる。
もっともっとと腰を振ると、ぐちゅぶちゅと卑猥な音があふれかえった。
それを恥じてひるんだパッサカリアの動きを続けさせるように、ジンガラが腰にまわした腕を揺すってきた。
「ちゃんと動いて。そしたら、もっと悦くなるから」
互いに、腰を打ちつけ合うようにして快楽をむさぼった。
体の中のジンガラが、どんどん硬く太くなってゆく。
それを感じるたびにパッサカリアは首を反らせ、切ない息を吐いて彼を呑み込むように腰を入れた。
「あ、あぁ。もう……もう、ダメッ!」
「いいよ。イッちゃっていいよ」
振り絞るような声でジンガラの名を呼びながら、パッサカリアは果てた。
びくびくと、何度も引き攣りながら、たっぷりと吐き出した。
ふぅ、と体から力の抜けたパッサカリア。
その柔らかな体を揺さぶりながら突き入れ続けることが、ジンガラは好きだった。
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