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第四章・27
「あ~、すっごく具合いい。最高」
未だ果てないジンガラに、延々と苛められるパッサカリアの体。
一度達したはずなのに、体の奥に灯った火はさらに激しく燃え盛り始める。
とろとろと再び淫を吐きながら、絶え間ない快楽を貪欲に求めたり、また一方では拒んだり。
もっと来て。もっと私を狂わせて。
もうやめて。もう気持ち悦すぎて怖い。
何度も何度もせめぎ合い、乱れるパッサカリアをたっぷりと味わいながら、ジンガラはようやく滾りを解放した。
「イクよ、パッサカリアちゃん。OK?」
「あぁあん! あッ、あッ、あぁああ!」
勢いよく注ぎ込まれる、ジンガラの熱いほとばしりをしっかりと受け止め、パッサカリアは大きくのけ反り彼の背中に爪を立てた。
爪の食い込みが甘い刺激となって、ジンガラを満足させる。
腕で抱え込まれるままジンガラはパッサカリアの体に被さり、キスをした。
唇に、顎に、そして耳に首筋に。
「あ……ジンガラ……」
激しい絶頂の後の火照りは、まだ続いている。
その体がもう一度熱を持つように、ジンガラは優しく甘美な刺激を与え続けた。
「これで終わりじゃないでしょ? まだまだイケるでしょ?」
「もう、馬鹿」
大きな掌で肌をさすられ、パッサカリアはびくんと跳ねた。
もっと。もっとちょうだい、私のジンガラ。
パッサカリアの言葉は形にならず、ただ熱い吐息になって出て行った。
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