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第6話

「プッ、千切れるわけないでしょ」 「半笑いで言うな……!」 「そんなに嫌?」 「だ、だって、なんか、ほ、ほんとに初めてみたいで……っ」  ――こわい。  ぎゅうっと首に抱きつかれ、耳に直接注ぎ込まれる掠れた声。  いつもより甘めの行為が、いつもよりだいぶおかしなサイズ感で繰り広げられていて、うっかり錯覚しそうになる。  まるで、本当に十六歳の理人さんを組み敷いているような。 「大丈夫。すぐに気持ちよくなりますから」  乳首を開発するには、刺激と快感を結びつけるといいらしい。  いつだったかネットで検索した時に得たうろ覚えの知識を呼び起こし、いざ、実践してみることにする。 「できるだけ、力抜いててください」 「えっ……あ、ちょ、待っ……あ!」 「うわ、せま……」 「うぅ……っ」 「ごめんなさい。ちょっとだけ我慢……ね?」  いつもより多めのローションをまぶした指を、いつもの何倍も慎重になかへと埋めていく。  人差し指にまとわりつく内壁の圧がすごい。  まだ一本の指が第二関節まで埋もれただけなのに、もういっぱいになってしまった。 「きついな……大丈夫?」 「んんっ……んっ……」  うん、なのか、ううん、なのか、どっちだろう。  わからないから、指先をクイッと曲げてみた。 「あぁん……っ」  すると、一気に声の響きが甘くなる。  うん、どうやら大丈夫そうだ。  滑った指を抜き差ししながら、空いている手で胸元を弄る。  ちょいと摘むと、きゅうきゅうと締め付けてきた。 「や、やめっ……あ、あ、あ!」  抗議の声に気づかないフリをして、乳首と後ろを同時に虐める。  理人さんは顔を背けて善がりながら、それでもなかなか理性を忘れてくれない。  くちくちと粘質な音を立てながら、記憶を頼りに燃えるように熱いなかを探っていく。 「ひゃうっ!」  指の腹が膨らんだそこを通りすぎた瞬間、理人さんの全身が跳ねた。 「あ、あった」  いつもより、だいぶ手前にあった気がする。  それに、やっぱり……なんか小さい。 「な、なに、なに!?」 「なにって……ここでしょ、理人さんのイイとこ」 「あ、んっ。し、知らないっ……そんなの知らない……っ」  見慣れない黒髪に覆われた頭がブンブンと振られ、玉のような涙が次々とこめかみを伝って流れていく。  相変わらず理性の端っこにしがみ付いたまま、理人さんはえぐえぐと泣き喘いだ。  白い内股が小刻みに震え、中心に佇む幼いそれはテカッていた。  先端から生まれた透明な露がぽつりと弾け、淫らな雫となって薄い腹筋を汚していく。  うーん、これは……  やばい。  罪悪感が心の端の方を掠めてはくるけれど、それ以上に嗜虐心を擽られてしまう。  同時に、ふつふつと湧き上がってくる優越感。  ざまあみやがれ。  理人さんのハジメテをもらうのは俺だ。  そんなことまで思い浮かんでしまって、頭の中で悶絶する。  ああ、俺ってこんなに小さい男だったのか。   「ね、理人さん」 「んっ……」 「挿れたい」 「やだぁ……!」  いやだからなんでッ!?

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