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双子の日常⑤

 「俺クロちょーすき」  「俺もシロ好きだよ」  下半身剥き出しのまんま、フローリングに寝そべって、二人で愛の告白。  「でも、だらし無い下半身はムカつく」  「あぅっ」  クロの長い足がシロの剥き出しの尻を蹴飛ばす。  ぷるんって揺れたついでに内部に入ってたクロの精子がとろって溢れた。  「1回だけだよ」  「でもムカつく」  「じゃあ、今度はクロと一緒にメガネをお仕置きしょ」  「なんでそうなるの?」  ちょっと頭足りないシロの提案。  「そうしたら、強姦ごっこの延長になるでしょ?」  理屈はよく判らないけど。  「……二人でメガネに突っ込んで、お仕置きしよう」  「クロは入れてもらわないの?」  「なんで?」  「俺、メガネのいれちゃったよ?」  にこにこ楽しそうな兄貴にちょっとイラっとする。  「だから『俺のシロに突っ込んだらブチ切れるから』って意味でお仕置き」  「ふぅん?」  シロは理解できないというように笑う。  「メガネにイイ思いさせないよ」  クロはシロの綺麗な銀髪を撫で、額に口づける。  「まぁ、いいや。よく判らないけど」  シロは笑ってクロの指に自分の指を絡める。  「俺クロちょーすき」  「俺もシロ大好きだよ」  ちょっとモラル足んない双子は手を繋いで悪巧み。  そのうちゆっくり瞼が落ちて、二人おんなじ夢を見る。

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