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第三章・24

 それを合図に、ルドーニはヴァフィラの後膣から指を抜き脚を大きく開かせた。  恥じらうヴァフィラが、たまらなく愛おしい。  ルドーニは腰を進めながら、ヴァフィラの唇に口づけた。  ルドーニの咥内に、ヴァフィラの方から舌が差し入れられてきた。  ゆるやかに踊る舌。  腕は首にまわされ、ルドーニを受け入れる気持ちが全身で表された。  体も硬くない。  充分にリラックスしている。  それを確認したルドーニは、安心してヴァフィラの内にゆっくりと自身を埋めていった。 「あ、あ、あぁ」  甘く響くヴァフィラの声。  大きく背を逸らせ、ルドーニをしっかりと受け止めた。  ルドーニは、注意深くその表情を観察しながら腰をやった。 「痛くない?」  ヴァフィラは黙ってうなずいた。  切なげな表情に、苦悶の色は見えない。  甘い吐息とともに、ヴァフィラは唇を小さく動かした。 「……いい」 「ん?」 「気持ち、いい」    そっとささやかれた最高の賛辞に、ルドーニは安堵の笑顔を向けると静かに動き始めた。

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