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第四章・15

 途端にヴァフィラはルドーニの首に両腕を回し、自分の方から舌を差し入れてきた。  激しく絡ませてくるヴァフィラに、ルドーニは驚かされた。 (おいおい。ちょっとスゴイよ、これは)  舌を絡ませながら、ルドーニはヴァフィラの服をほどきにかかった。  普段なら恥じらう仕草を見せる彼が、おとなしくされるがままになっている。  ベッドでなければ絶対に承知しないはずなのに、そのまま長椅子の上でその素肌をさらす。  激しい口づけが終わるころには、ヴァフィラの身をまとうものは何もなくなっていた。 「次はどうして欲しい?」  ルドーニの声もかすれる。  ヴァフィラの唇がかすかに震え、動く。  耳か首筋だな、とルドーニはあたりをつけていた。  だが、ヴァフィラはそれを一気に飛び越え、迫ってきた。 「胸を」 「へ?」 「胸、を……」  さすがに乳首とは言えなかったようだ。  真っ赤になってうつむいている。  ルドーニはまず首筋に唇を当て、舌を下方へ滑らせた。  じらすように乳輪を舐め回し、触れるか触れないかくらい薄く尖りを唇でかする。

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