75 / 459

第四章・17

 淫液をすくい取り、後膣に塗り付け指を入れると、ヴァフィラの喘ぎはさらに激しくなった。  指を抜き差ししながら、その表情をうかがってみる。  閉じられた瞳の長い睫が震え、開かれた唇からは甘い声が絶え間なく流れる。  体内で指を曲げ、敏感な部分をつつくと、ヴァフィラは悲鳴を上げ悶えた。  だがそれは一度きりにして、あとは漫然と内をかき回す。  しだいにヴァフィラは腰をにじらせ、悩ましい視線をルドーニに向けてきた。  完全におねだりだ。  ルドーニはそれを確かめてからニヤリと笑い、ようやくもう一度指先を押し当ててやった。 「あッ、あぁ!」  歓喜の声が響く。  何度も何度も押しこすってやると、ヴァフィラは再び新しい体液を漏らした。  新記録だな、とルドーニは乾いた唇を、ぺろりと舌で舐めた。

ともだちにシェアしよう!