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第四章・18
さて、とルドーニはいったんヴァフィラから離れ、耳元で低く囁いた。
「お次はいかがいたしましょうか?」
息も絶え絶えのヴァフィラは、うぅと呻いてしばらく荒い息を吐いていたが、やがて小さくつぶやいた。
「……て」
「ん?」
「挿れて、欲しい」
解かった、とルドーニは再び指を後膣に押し当てた。
上からヴァフィラを眺め、反応をうかがう。
案の定、彼はすがるような眼を向けてきた。
「違う」
「違う、って何が? 挿れて欲しいんだろ?」
「指じゃなくって」
「指じゃなきゃ、何?」
どこまでもいじわるなルドーニに、ヴァフィラはもうほとんど泣きそうな顔を向けている。
ふるふると身を震わせるその体を抱きしめて軽く口づけると、ルドーニはぐいと腰を進めた。
「あぁ」
ヴァフィラの顔が、悦びに満ちた表情に変わった。
呑みこまれるようにヴァフィラの体内に挿入ったルドーニの肉茎は、きつく締め上げられた。
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