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第五章・21
「あっ、あぁ。はぁッ、は、んあぁ」
耐えられない。
この昂ぶり。
体の奥深くまで響いてくる、ルドーニの律動。
激しく脈打つ、熱い体。
ヴァフィラは震え、びくびくと何度も何度も達した。
だが、それでも赦してもらえない。
延々と続くマニゴルドの責め。
もうだめ。どうにかなってしまいそう。
いや、すでにおかしいのかもしれない。
自分のあげる声が、知らない別の世界から聞こえてくるもののようだ。
「ああッ! んあああぁ!」
ひときわ高く響いたヴァフィラの声に重ねて、ルドーニは熱い体液をたっぷりと注ぎ込んだ。
細かく震え、時折大きく引き攣るヴァフィラの体をしっかりと抱いた。
頬に流れた涙の痕を、舌で静かに舐めとった。
しばらく余韻を楽しみ、名残惜しげに引き抜くと、ヴァフィラの後孔からごぷりと精液が溢れ出した。
ゆっくりとシーツに拡がってゆく滲みを、ルドーニは安らかな心地で眺めた。
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