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第六章・26
ふふ、と笑い、ヴァフィラはルドーニに頬をすりよせた。
そんなヴァフィラを心底愛おしく思いながら、ルドーニは口づけた。
舌を差し入れ、ていねいに舐めまわして咥内に残っている淫液を清めた。
あぁ、しかし何てことだ。
そうする間にも、己の浅ましい分身は再び勃ち上がり始めたのだ。
「本当に、お前は元気なのだな」
肌を密着させているので、ルドーニの変化はヴァフィラにもお見通しだ。
「いッいや、これはその。もう、いいから。やめよう、な?」
「したくないのか?」
すねるような声を出して囁き、ヴァフィラはそっとルドーニのペニスをさすった。
一休みしたので、大丈夫だ。
もう一度くらいなら、彼を受け入れることができる。
ヴァフィラの余裕が伝わり、ルドーニはおそるおそるその舌を唇から下の方へと降ろして行った。
様子を窺うように、乳輪をなぞってみる。
ヴァフィラは深く息をつき、その快楽を受け止める準備を整えているようだ。
少し気が大きくなったルドーニの舌は、その中心の尖りをとらえて転がした。
唇でやんわりと挟み、軽く圧力を加えながら舌先で掘り起こす。
たちまちヴァフィラの息は、激しくあがってきた。
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