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第七章・21

 はあはあと喘ぐたびに、ルドーニのものが体内に当たる。  ぐいっ、とルドーニが腰をやると、ヴァフィラは身をよじって悶えた。 「んあああ!」 「ヴァフィラ、気持ちいい?」 「……」 「お返事は?」  再び、えぐるように腰が突き上げられる。 「ああぁ! きッ、気持ちい、ぃいッ!」  素直になったね~♪ と、ルドーニはヴァフィラの腰を優しく撫でまわした。  下からずんずんと腰をやるたびに、狂ったように啼き叫ぶヴァフィラ。  なんていい眺めだ。 「ヴァフィちゃん、もっともっと気持ちよくなる方法があるんだけど」  腰をやる動きを止めて、ルドーニはささやいた。 「自分で、動いてごらん? 見ててやるから」 「……!」  耳まで真っ赤になって、目に涙をにじませて、ヴァフィラはルドーニを睨んだ。  わざとやっているのだ、この男は!  「そッそんなに私をいじめて、楽しいか!?」 「ん~♪ 楽しい♪」 「あああッ!」

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