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第七章・23

 そろそろかな、とルドーニも下から突き始めた。  二人の動きが重なり、さらにヴァフィラを追い詰めてゆく。  汗を、涙を流しながら、ヴァフィラは髪を振り乱して激しく動いた。 「ああ、あぁ、はあッ! はあッ! んあぁあ!」  ルドーニが突き始めてほどなく、ヴァフィラはようやく絶頂を許された。  白濁の液が勢いよく飛び散り、飛沫がルドーニの顔にかかった。  力を抜き、ぐったりとその身を崩してきたヴァフィラを抱き取り、ルドーニはぺろりと舌なめずりした。 「じゃあ、今度は俺の番」 「え……?」  身を起こしたルドーニは、つながったままヴァフィラをその下に組み敷いた。  両膝の後ろに手を当て、思い切り脚を高くかかげると最奥まで貫いた。 「やあああ!」  ヴァフィラの背は、弓のように引きつり反った。

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