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第七章・24

 嫌と言いながらも、ヴァフィラの腰はまだ淫らにうねった。  奥の奥まで突いてくるルドーニ。  押し寄せては返すように、ヴァフィラを悦楽の波が襲う。 「んあ、あぁ、ああっ、ああッ、あああ!」  奥まで貫き、ギリギリまで引き抜かれる。  そして、また奥まで突かれる。  ルドーニのリズムはとても心地よく、それでいて妖しい淵へとヴァフィラをいざなってゆく。 「ヴァフィラ。ヴァフィラ、気持ちいい?」 「うッ、く。ぅうッ、んうッ、うぅう!」  気持ちいい、と言いたかったのか。  それとも、気持ちよくなんかない、と強がりたかったのか。    両方だろうな、と考えながらルドーニは腰をやった。    びゅるっ、と飛び散った体液の飛沫が、再びルドーニの体にかかった。  ヴァフィラ、また果ててしまったらしい。

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