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第七章・25

 惜しい。  もうちょっとで、一緒にイけたんだけどな、とルドーニもまた、ヴァフィラの内へ熱い精液をほとばしらせた。 「あぁあああ!」  ヴァフィラの歓喜の声が響く。  汗まみれ、精液まみれの体を強く擦り付けあって、ふたりは余韻に浸った。  荒い呼吸。熱。激しい鼓動。  すべてがひとつに溶け合っていた。  その魂すら、ひとつに交じり合ってしまったかのような心地を味わっていた。

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