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第八章・17
「やっ、やッ、あぁ、あぁあ!」
ついにルドーニの唇がそこに触れてきたとき、ヴァフィラは悲鳴を上げた。
味わう間もなくヴァフィラは吐精し、ルドーニは慌ててそれを飲んだ。
初めて体験する妙な風味ではあったが、ヴァフィラのものと思えば嫌悪感はない。
果てたヴァフィラを清めるように、舌で、唇で丁寧に舐めた。
咥内に残る精液の味はクリームの味に相殺され、たちまち消えてしまった。
ちょっと惜しいかも、などと考えた自分に、全く俺も変わってしまったと苦笑いした。
男のものを飲むなど、以前は思ってもみなかったのに。
「ヴァフィラ、すごく美味しいぜ」
囁きながら、ヴァフィラの膝裏に手を懸け、脚を高く上げさせた。
薄紅色の後膣が、あらわになる。
そこへクリームを塗るルドーニ。
ヴァフィラは羞恥に震えた。
指が。
指が入ってくる。
クリームの塗られた指が。
そう考えると、身悶えるような恥ずかしさが、そしてそれと同じくらい興奮が昂ぶってくる。
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