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第八章・21

 ようやく舌が体内から去って行った時には、ヴァフィラの全身からはぐったりと力が抜けていた。  うつろに開いた眼。  だが、最後に与えられるものへの期待に、甘い息を吐いていた。  側にある、サワークリームの入った器にルドーニの手が伸びる。  たっぷりとクリームをさらってゆく。  そして、ヴァフィラの期待通りに、クリームにまみれたルドーニのものが体内に穿たれてきた。 「あぁ……」  ぬぷり、ぬぷりと滑らかに挿入ってくるペニス。  ヴァフィラはそれに合わせて深く息を吐き、ルドーニの背に両腕をまわした。  そして、再び静かに引き抜かれてゆく。  ルドーニがゆっくりと分身を抜き始めると、内壁の皮膚がに吸い付くようについてくる。  再び、根元まで挿入して腰の動きを止めた。  そうして、ヴァフィラの締め付けを味わう。

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