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第九章・35

 そしてその間中、ヴァフィラは手でルドーニの分身をしっかり扱いているのだ。  ときおり先端を抉り、指腹で陰嚢を擦る。  愛おしげに手のひら全体で包みこみ、やんわりと熱を伝えてくる。 「全くもう、ホントにどうしちゃったんでしょうねぇ。ヴァフィちゃんは」  そう言うと、ルドーニは指を後膣に忍ばせた。    彼の指を受け入れながら、ヴァフィは眉根を寄せ、ふふ、っと艶めかしく笑った。  何もかもくれるんだろう?   ルドーニ。お前のすべてを、私に全部くれるんだろう?  欲しい。  ルドーニが。  滅茶苦茶になりたい。  彼に、バラバラにして欲しい。  たっぷりと解されたヴァフィラの後ろに、ルドーニがゆっくり侵入してきた。

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