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第十章・21

 時折ぶつかり、踏みとどまりながら挿れられる心地。  ルドーニのものの形が、体内に作られる感覚。  ゆっくりと挿し貫かれながら、ヴァフィラは震えた。  力を入れては駄目だ、ルドーニが動きやすいように、リラックスするのだと思っても、つい後膣が締まる。  ルドーニを締め上げる。  根元までしっかりと埋め込まれた、愛しい人。  ヴァフィラの内に深く挿入り、ルドーニはその締め付けを味わった。  甘く絡みつく感覚。  きつく吸いつくような心地。  引き抜くと、行くなとでも言うように内壁の皮膚が付いてくる。  もっとここに居てとねだってくるように、締めてくる。  ぎりぎりまで引き抜き、再び体内へ挿入った。  味わうように、じっくりと。 「ぁああ……くッ、う。んあぁ……」  そのたびに聞こえるヴァフィラの甘い声。  顔が見えない分、声にそそられる。  きつく反った背に、欲情する。  次第に速まる動き。

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