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第十二章・23

 腰を押し付け、二つの性器をじっくり擦り合わせる。  抱き合い、互いに腰をくねらせ求めあった。  とろり、と濡れた感触。  ヴァフィラが眼を閉じ、震えている。  どうやら、軽く達してしまったようだ。  淫液を手にすくい、後膣に塗りこんで馴染ませる。  腰を擦りつけながら指を体内で蠢かせると、たちまちヴァフィラの息は大きく乱れた。 「あぁ。はッ、はぁ、ぅん……」  ごくり、とルドーニは生唾を飲んだ。  先ほど口でしてもらったので、もうすっかり臨戦態勢に入っているのだ。  分身は、痛いほど張り詰めている。

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