302 / 459

第十二章・24

「蜂の針で、刺してもいい?」 「なんて大きな蜂だ。刺されると、大変なことになりそうだな」  二人、笑いながら体を重ねた。  挿入ってゆく、ルドーニの太い針。  体内深く沈んでゆくたび、ヴァフィラは切ない声をあげて腰を揺すった。  刺し貫いて、その内の感触を味わっていると、ヴァフィラの内壁が激しく蠕動した。  ルドーニを押し戻すかのように、きつく締めあげてくる。 「突いてくれ、早く……」  本当に、今夜のヴァフィラは積極的だ。  急かされるまま、腰をやった。  勢いよく後ろに引き、激しく叩きつけるとヴァフィラの体は大きく揺れた。

ともだちにシェアしよう!