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第十三章・5
「あ、イヤだ……。行かないでくれ、ナッカ。もっと欲しい。もっとそこを……、苛めてくれ……」
「ディフェル―ッ! ( ゚∀゚)・;'.、ハナヂブゥー!」
もうもう、腕立て伏せでもしているかのように張り切って腰をやるナッカだ。
ディフェルはそんな彼が、大好きだった。
心底惚れていた。
純粋で、飾らないで。
思いはちゃんと、ぶつけてくれて。
私には無いものを、彼は全て持っている。
私に欠けたパズルのピースが、きっとナッカなのだ。
彼にしか、私を埋める事はできないんだ。
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