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第十三章・16
だが、そんな訳ありのうなぎパイなら、今のヴァフィラにも食べられるはず。食欲が出てくるはず!
「じゃあ、今すぐ食べよう。待ってな、お茶淹れて来てやっから!」
湯を沸かす間、茶器を用意する間、パンケーキを焼く間、ルドーニはヴァフィラの様子を見ていた。
やはり少々体がきつそうだが、それでも笑顔で菓子の箱を眺めてみたり、ご案内の栞を読んでみたり。
(ヴァフィちゃん、元気出たみたいで良かった♪)
そんなこんなでティータイムの準備が整い、二人は久々に笑顔で向き合った。
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