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第十三章・22
「いや、待って。待った、ヴァフィちゃん。正気になって! 今、お前さんは体調不良で、無理は禁物ッ!」
「ずっとずっと会えなかったじゃないか。我慢してたんだぞ、ずっと。あぁ、ルドー……」
後の声は、ルドーニの口の中へ溶けてしまった。
久々の、甘い甘いキス。
ヴァフィラからは、確かにブランデーの香りがする。
酔ってしまいそうな、芳醇な香り。
甘くて激しい、熱い口づけ。
「ヴァ……フィ、んむッぅ、ラ……」
積極的なのは、ヴァフィラの方だ。
普段ならルドーニの方から口の内に挿入ってくるところを先んじて、ヴァフィラから舌が絡められた。
吸い付くようにルドーニの舌に纏わりつき、舐めてはくすぐり唾液を鳴らす。
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