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第十三章・23
「ルドーニ……、あ、はぁ、はぁ、ルドーニ……ッ!」
ずっと、こうしたかったんだ、私は。
身体が毎晩、夜啼きして仕方が無かった。
こんなに、こんなにもお前が欲しくて……ッ!
「ルドーニ、抱いてくれ」
瞳を潤ませ、おねだりモードに入っているヴァフィラだ。
これはもう、スッキリさせてやらない事には男が廃るというものだ。
ルドーニは勢いよく上衣を脱ぐと、ヴァフィラの横たわるベッドへ上がった
ゆっくり丁寧に、腰を使った。
なにせヴァフィラは病み上がりなのだ。
無理はさせられない。
螺旋を描くようにねっとりと体内に捻じ挿れ、引き際はすっと抜くルドーニ。
焦らされながら、内壁の敏感な部分を苛められながら、奥までようやく来てくれたと思ったら、潮が引くかのように浅いところまで帰ってしまう彼に、ヴァフィラは啜り泣いた。
「や……ッぁ。ん、んあ、あぁ、あ。ぃやぁ……ぁああ、あ……ッ」
「ちょ~っと、緩~く、ね。ヴァフィちゃん、体力落ちてるから」
だから、菓子に少し入っている程度のブランデーにも酔ってしまったのだ。
いくら『うなぎパイ V.S.O.P.』とはいえ、たかだか10枚くらいでここまで……、ここまで……。
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