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第十三章・27

 螺旋を描くように体内に捻じ挿れる点は、変わらない。  ただそれを、3倍速でブチ込んだ。  奥の前立腺はもちろん、さらに奥の精嚢にまで衝撃が走る。  そして捻る勢いで、ルドーニのしっかり硬くなった先端が擦りつけられるのだ。 「あぁああッ! はぁあッ、あッ、あッ、んあぁあ!」 「いいよ、ヴァフィラ。悦い声だ」  ギリギリまで抜く時も、思いきって勢いをつけて素早く退いた。  リズミカルに、何度か途中で止まりながら。  こうすれば、ヴァフィラの腸壁はさほどダメージを受けないはず。  さすがに同じ速さと激しさで抽挿することは、ためらわれた。

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