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第十四章・5
「教科書あるから! お前でも先生できるから!」
「新しい教科書じゃねえか。俺読んだことねえぜ」
「俺も見ててやるから! エロトークに走らないよう見張っててやるから!」
「見てるくらいなら、お前がやれよ」
「特別手当、出るらしいから! ね!」
「特別手当か~」
それでちょいとイイ酒でも買って、ヴァフィラと一杯やるのも巧いかも。
授業の様子を面白おかしく彼に話して、笑顔が見られるなんてぇのもいいかも。
そんなこんなで、ルドーニは保健体育の講義を引き受けた。
まさかこれが、後々に混乱を呼ぶとは思ってもみなかったから。
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